つい廃がついったを超えて

ツイ廃が140字以上ペラペラしゃべるブログです。

4年間働いた塾を辞めた

最初に言っておくと、私が辞めたのは大学を卒業するからだ。別に勤めていた塾は悪いところではない。ずっと辞めたかったのは、私には塾の先生が向いていなかったから。ただそれだけだ。

 

塾バイトは4年間ずっと辞めたかったけど、生徒がかわいくてずっと続けていた。そう考えると教育界がなんでブラックになるか分かるよね。生徒のためという大義名分があるからだよ。開始早々に話逸れました。戻します。

 

その塾には元々生徒として通っていた。中3のとき少し通って、途中でほかの予備校に通ったりもしたけど、結局戻ってきて高2から高3まで通った。

高校も大学も第1志望のところに入れてもらった。ありがたいことです。英語と国語はできたけれど、ほかの科目はからっきしできなかったし、自分の身の丈に合わない学校を志望校にしたりしていた。教室長の先生と、担当してくれていた先生にはとても迷惑をかけたと思う。

 

私は元々教員志望だったし、「先生」という存在に憧れていた。だから、大学に合格したら当たり前にここで働くんだと思っていた。

実際、大学合格を報告に行ったら、その日に契約書を渡されて、サインして、私は「先生」になることができた。

 

私はワクワクしていた。

担当教科はきっと英語と国語だ。どんな生徒を担当するんだろう。どうやって教えようかな。色々なことを考えていた。期待に胸が膨らんでいた。

 

でも現実はそんなにキラキラしたものじゃなかった(細かい事を書いて問題になると嫌なので省略するけれど)。まぁ簡単に言うと教えるの向いてなかった。他人に興味のない人間は塾講できない。いや、深入りしないという点ではいいと思う。でも、やっぱりもう一歩踏み込めない感じがする。あと企業の体質が私には合わなかった。働いた時間だけお金が欲しい。

 

ずーーーっと辞めたかった。

でも生徒はかわいくて、辞められなかった。

だから授業開始の5分前に塾に行って、授業終了5分後には塾を出ることにした。「それ私がしなきゃダメですか?」「それやる意味ありますか?」ってことはしないことにした。そんな感じでも生徒との信頼関係は築けたし、成績も上げられた。講師としてすべきことはできていたと思う。

 

最初は多少嫌味も言われた気がする。でもだんだん、「あの先生はそういう人だから」ってことで受け入れて(?)もらえるようになった。

 

そこからは本当に楽になった。まぁ相変わらず辞めたくはあったけど。ほかの先生とのコミュニケーションも最低限しかとらないから、会議とかで1人浮くのも辛かったけど。でもまぁそれは自業自得だし納得できた。自分より上の先生とはコミュニケーションちゃんととっていた時期があったので、なんとか耐えてた。周りの人がいい人だったから、居心地悪いなって思うことはあまりなかったような気がする。

 

辞める日は、そこにいた先生達が別れを惜しんでくれた。「最後なんですか?いやだ〜」「手ぶらで来て、終わったらすぐ帰るのを見るのが楽しみだったのに」「また遊びに来てくださいね」「もう一生会わないですけど元気で」などなど。色々な出会いがあったという点では、塾バイトも悪くなかったかも。あと、一応別れを惜しまれる講師になれて良かったなと思った。

 

こうしてブログにまとめようと思ったのは、4年間を振り返って、これからの生活に活かしていきたいですという気持ちだったからで、ここまで長々書いてきてなんなん?って感じなんだけど、正直記憶があんまりない。達成感も挫折も味わったし、いいことも悪いこともあった。まぁずっと辞めたかったし、薄っぺらい時間をすごしてきたのかなぁ。でも生徒との思い出は沢山ある。これだけで塾講冥利に尽きるか。

 

4年間ずっと辞めたかった。辞めた日はもう塾来なくていいんだ〜!と思って晴れ晴れとした気持ちだった。数日経った今は、もう塾行かなくていいのか…という感じだ。なんだか生活にぽっかり穴が空いたような感じ。でもやっぱり行かなくていいんだ〜!って気持ちが優勢な気がする。晴れ晴れとした気持ちというより、ほっとした感じ。働いてるときは感じなかったけど、やっぱり成績向上志望校合格っていうプレッシャーがかなりあったのだろうか。

 

自分にお疲れさまと言ってあげたい。

 

まぁ、とにもかくにもあとは担当していた中3生から良い報告がきけることを願うばかりである。